わたしが公務員になって感じた、実際のところ その2

みなさん、こんばんわ。けーあどです。更新がだいぶ遅くなりました（2ヶ月ぶり）。

前回はわたしが公務員になってみて、実際に感じたこととして、まず給与面などの待遇のお話をしました。ざっくり言えば、高給取りとは言えないけれど、平均以上はもらえるよって感じでした。

部署によりますが、残業がっつり、かつ残業代もしっかりでるような部署ならば、都内でいい部屋に住んで、しかも車も所有できたり、30代で都内にマンション買っているような先輩もいます。一流メーカーや広告代理店などの大企業勤めほどではありませんけれど、給与についての不満はさほどないのかなあという実感です。

今回は、実際に働いて感じたこと、公務員の世界って外側からだとあまり見えづらくてわかりづらいところが多いように思われますが、その世界の内側にいて見えてきたことをお話できればいいかなと思います。

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・公務員とはどのような人種なのか

わたしはかつて、公務員ってくそ真面目な人間が集まって、くそ真面目に働くような場所だと思っていました。安定志向でチャレンジ精神が皆無な人間の寄せ集めのような。

そのイメージは概ね正解でした。みなさんが「公務員」と聞いて思い浮かべるような人間が非常に多い。

真面目であることがすなわち悪、ということではありません。

公務員の業務は定型業務が大半を占めます。与えられた仕事を、決められたルールに沿って処理する。こういった業務においては、個々人のパーソナリティや独創性なんてものは不要で、いかに従順になれるかが重要だと思います。そういった業界においては、真面目であること、かつ没個性的であることこそが美徳なのです。自発性なんてものはないほうがいい。

しかし、そういった人間が大勢を占める環境は、変化を嫌う傾向が非常に強い。そして、そのような傾向を持った人間が年齢を重ね、管理職になっていくと、自然と組織が硬直化していきます。風通しが悪く、下の人間が意見の言えない空気ができてくる。パワハラがまかり通り、若い職員が精神を病んでいく。

というと少し誇張があるかもしれませんが、どのような役所にもそのような傾向があるのではないでしょうか。もちろん、国家公務員や警察、消防なんかにはそれぞれに違った雰囲気があるでしょうけれど、地方公務員は日本全国、どこも概ねこのような感じなのかなと思います。

公務員の悩みは仕事がきついってことよりは人間関係が難しいということに集約されるんじゃないかな。パワハラ上司も掃いて捨てるほどいるし、同僚もちょっとアレな人が多かったり。

もちろん仕事もクソつまらないです（個人の感想）

人間関係も、人間性を失っているような人が大勢いる中で良好なものを築けるわけもなく。

結局、公務員になったはなった。公務員にはなったけれど、公務員として働き続けられる理由は、人間関係や業務のマイナスを、給与などの待遇面のプラスが上回っているからなのかなーと思います。公務員としての仕事の喜びなんてものはほとんどない。けれど生活のためには仕方ない。だいたいそんな感じです。

だけど、そういったことは民間企業でも同じことが言えるのかな？とも思います。もちろん業種にもよると思いますが、公務員だからどうこう、というわけでなく、公務員というのは世の中に無数に存在する仕事のうちの一つ、というような気がします。

俺は絶対公務員になるんだ！そして人生安泰だ！と思っていても、人間関係に病んで退職してしまっては元も子もないですし。それこそ民間企業の中には、公務員以上に待遇がよく、しかも面白い仕事も山ほどあるでしょうし。

結局、公務員になればとりあえず安心だと思ってしまうのは危険ですよね、ということですね（かつての自分もそうだったけれど）。

これから公務員を目指している方の参考になれば幸いです。世の中、仕事は無数にあって、その中から公務員を選ぶことに、少し慎重になってもいいのかなーなんて。

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ネガティブなことを書き連ねましたが、わたし自身は公務員になりたくてなった人間でなく、やむなく公務員になったというタイプの人間なので、あまり真に受けないことをおすすめします。熱意を持って公務員として働いている方ももちろん大勢いらっしゃいますし。

今日は日曜日。明日からもがんばります。以上！！