大学中退ニートが公務員になってからの話

カースト最下層から一念発起して公務員になった人間の日常。過度な期待はしないでください。

大学中退公務員という自分の肩書き、響かせたい人たちについての話

大学中退しちゃったけど、一発逆転するならやっぱ公務員でしょ!って、ほんと?

 

 

みなさん、おはようございます。こんにちは、こんばんわ。けーあど と申します。

 

ブログタイトルをご覧いただければ、私がどういう人間か、おおまかなことは把握いただけるかと思います。

大学を中退したのちにニート期間を挟み、現在は都内で公務員として働いております。

 

もし、このブログをご覧いただいている読者の方が万が一でもいらっしゃるとして、それはどのような方でしょうか。

 

学生?社会人?フリーターや主婦の方?はたまた現在進行形でニートだよって方もいらっしゃるかもしれません。もしくは、私と似たような経歴を辿ってきた方もいるでしょう。

この世の中には様々な属性の方がいて、それぞれに色々な経歴があると思います。

 

私がいま、このようにしてブログを書いている理由。

それは、私の今までの経歴、そして今の仕事、これからの人生が、

誰か一人でも、響いてくれる人がいればいいな

と思ったからです。

 

私自身の経歴は誰かに誇れるようなものでもないし、むしろ社会のレールから外れかけた、底辺ルートを辿っていたように思います。

大学を中退したニートというのは、世間一般からすれば唾棄すべき人間であり、友人からすれば一種の敗北者のようであり、親からすればできの悪い子供、という認識ではないでしょうか。そして、私は自分がそのような人間になるだろうとは、思ってもいなかった。けれど、現実として、そのような人生を歩んできました。

 

そんな人間が、今では当たり前のように公務員として働き、決して少なくない額のお給料を貰い、なんとか自分の面倒を自分で見られるようになっています。

 

今までは、そんな自分の経歴を、大手を振って他人にあけっぴろげに話すことが、どこか間違った、倫理的に推奨されないようなことだと感じていました。

 

だって、私の周りの人たちは、みなキチンと社会の模範的なレールに乗って、少なからぬ熱意を持って今の仕事についているわけです。(貶す意図は一切ありません。そのような人々はとても立派だと思います。)

そんな人たちに向かって、私は一発逆転狙った結果、たまたまうまくこの仕事にありつけただけで、別にやりたくてやっているわけじゃありませんなんて、言えない。

 

※とはいえ、それじゃあ私自身今の仕事に対して一切のモチベーションがないかというとそうではありませんが、その点については追々話す機会があればいいと思います。

 

なので、私は今の公務員という仕事についてから、自分の経歴について他人に話したことはほとんどありません。もちろん就職するにあたっての経歴欄には正確に記載していますし、学歴詐称のようなことは一切していませんが。

おそらく、私の周りの人は、私が大学卒業後、就職をしてから、公務員に転職してきた人間、という風に思っているようです(直接聞いたことはないけど)。

自分の経歴を語らない理由はそれだけでなくて、大小様々な理由がありますが、ここでは省略します。

 

ともかく、私はこれまで、自分の「大学中退ニートが公務員になった」という経歴を、意識的に隠してきたのです。

 

そして、ここからがようやく本題という感じなのですが、それではなぜ今、そのような経歴についてこんな風に不特定多数の目に晒しているのか。

 

それは、大学中退ニートしてた(してる)人って自分だけじゃない、と気づいたからです。

 

お前は何当たり前なことを言ってるんだ、と言われそうですね。

 

なんというか、そういう経歴ってすごくプライベートでパーソナルなことなんですよ。少なくとも、他人と共有するようなことじゃない。すごく個人的な問題なんです。

 

例えば、○○被害者の会、ってあるじゃないですか。○○病患者の会とか、○○家族の会とか。ある特定の(負の)属性を持った人々が集まって、問題を共有する集合体ですね。

 

大学中退ニートの会って、ありませんよね?

 

つまり、そこなのです。大学を中退して、ニートをしているということって、共有されるような事柄ではないんです。

 

私は都内の某私立大学に通っていました。そこには、私以外にも、大勢の中退した学生が存在すると思います。私の同級生にも、少なくない人数の中退した学生が間違いなく存在するはずです。

でも、私は、その中退した学生と会ったことも、話したこともない。中退したということを、誰かと共有したことがない。

 

ただ、自分自身の中で、中退したという事実を抱え込み、時にその事実と向き合ってきた。

 

そして、公務員となった今でも、それは誰とも共有されることなく、私の中にあります。

 

それが、このブログに繋がってくる最大のポイントです。つまりは大学中退ニートという属性を誰かと共有したい、そのためにブログを書こう。

その思いが今このように、みなさんが見ていらっしゃる文章として、表出しているわけです。

 

この世の中に存在する、「大学中退ニート」という経歴を抱える人間の一人として、同じ(似たような)経歴を抱える人たちと共有していきたい。そして、今現在そのような状況の真っ只中にいる人に、何かを伝えたい。何かを、響かせたい。

 

そのために、このブログを始めた。

 

だからと言って、「大学中退ニートなんて絶対ダメ!一刻も早く社会復帰しなきゃ!目指せ真人間!」なんていうつもりは一切ない。むしろ、「それでいい。私もそうだったし、周りを見渡せば、仲間はいっぱいいるんだから」と伝えたい。

 

そういった経歴を持った人間の、一つのモデルケースとして、誰かの参考になればいい。誰かの心に、少しでも響けばいい。

 

そんな風に思って、今この記事を書いている次第です。

 

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以上がこのブログの、簡単な挨拶文になるのかと思います。

 

私自身、このようにブログを書くという行為がほとんど初めてのことなので、いまいち勝手がわからず、まとまりのない漠然とした文章になってしまって、果たして読んでくださる方に伝わるかどうか…。

 

それ以前に、こんな記事を読んでくださる方がいるのかも疑問ですけど。まあ、誰に読んでもらうでもない、個人的な手記ぐらいの気持ちで書いていこうという所存です。自己療養手段としてのブログ、みたいな。

 

そもそも、このブログ自体続くかどうかもわかりませんけどね。

 

では、また。